脳呼吸って何?


あなたは 自分の頭を触ってみたことがありますか?
 
当院に通われている方で 頭の硬い方(硬かった方)は 「美容院で頭が硬いと言われた経験がある」という話を最初におっしゃいます

しかし 自分の頭がどうして硬いのかと考えたこともなければ 硬いことが健康に影響しているとは 1ミリたりとも思いませんよね


ほとんどの方が 頭蓋骨は骨だから「硬いもの」「丈夫なもの」と思われていると思いますが 今 試しにご自分の頭全体を両手でホールドして ゆっくりと押してみてください


どうでしょうか? 押さえた手が少し沈んでいくような弾力を感じられましたか?


もし 頭がカチカチに硬くて 動かないと感じられた方は 頭の中の脳脊髄液の循環不良によって 頭蓋内の圧迫ストレスが強くなっているためかもしれません



脳脊髄液
 
頭蓋骨は15種23個の骨から構成されますが そのほとんどが結合組織(コラーゲン)にカルシウムが沈着して硬度を増した骨で また 組み合わさって球体になった頭蓋骨の接続面(縫合部)も結合組織でつながっています
 

そのため 頭蓋骨全体が本来は動くものなのです

 
例えると お豆腐のパックのように 頭蓋骨の中では 流動する水・脳脊髄液が脳を守っていて 頭の中の脳脊髄液が増えれば頭が膨らんで 脳脊髄液の量が少なくなれば頭が小さくなります  


脳の中心で脳脊髄液がつくられ頭がふくらんでいき ある一定量まで増えると頭蓋骨の弾力性によって送り出されるように 脳脊髄液は脊髄神経の鞘を通って全身へと送られ 頭が小さくなるということを 呼吸のように繰り返しています

 これを脳呼吸と呼んでいます



 
 
私たちはお母さんのお腹の中にいる時から 生命維持のために脳呼吸をしています(第一次呼吸システム) そして いよいよ表に出るぞ・・という時 細い産道を通るために圧迫されて より頭が小さくなって 頑張ってようやく生まれたら・・ まずやることが 頭が膨らむこと(息を吸うこと) そして肺が膨らんで(第二次呼吸システム) おぎゃ〜と(息を吐いて〜)泣いて・・・この世界での人生をスタートさせました

  
脳の呼吸は お腹の中にいる時から行っている呼吸です そして生きている限りずっと・・最後を迎える時まで脳呼吸をし続けます
 
 
 

脳呼吸は 1分間に15回くらい行われています 脳呼吸にしたがって 肺呼吸が起こってくるため 本来であれば 肺呼吸も同じ回数行われるのですが 体内圧迫ストレスにより 脳脊髄液の流れがスムーズに行われにくいため 実際には呼吸数や心拍数の回数が増えています

人が生きていくためには 肺呼吸も心臓による血液循環も大事なものですが 脳呼吸は脳脊髄液の流れによって その両方をコントロールする役割を担っているのです


脳脊髄液って何?


脳脊髄液は脳を衝撃から守ったり 脳の疲労を取り除いたりする重要な体液です
私たちの体の中を流れる体液は 血液とリンパ液だけではないのです

脳脊髄液は血液をもとに作られ 頭の中心部・自律神経の中枢部分にある脈絡叢から滲み出します
脳硬膜内で一定の量になったら頭の弾力によって頭蓋内から排出され 脊椎硬膜、そして神経に沿って全身に流れ 内臓や筋肉・骨などから吸収されます

脳脊髄液の流れの良し悪しは 脳・神経や全身の諸器官の働きに大きく影響しているのです

 








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